「眼は口ほどにものを言う」 人も馬も同じです
馬も人と同じように、そのときの気分や感情を眼から読み取ることができます。
たとえば、喜んでいるときは、気持ちよさそうに眼を細めながら喜びを表現します。
また、怒ったときは目を "カッ" と眼を吊り上げて怒りをあらわにします。そんな愛嬌のある眼を眺めているだけでも飽きません。
馬の眼は哺乳類で一番大きいといわれています。視野は 350 度と広く、左右それぞれの目で同時に別々の風景を見ることができます。
たとえば、地面の草を食べているときも、シッカリと周囲をうかがっています。
また、馬に乗っているとき、ムチを使おうとしただけで馬が動き出すことがあります。これも騎手の脚やムチの動きが、シッカリ馬の視界に入っているからです。